テトゥアン(Tetuan)

 モロッコ北部の地中海に面して位置する町テトゥアン。旧市街(メディナ)に白い家が密集していることから「白い鳩」の異名を持っており、その美しさと独自性から旧市街(メディナ)が世界遺産に登録されています。モロッコは歴史的にフランス領となった都市が多いなか、テトゥアンはスペイン領となった歴史があり、スペインの文化が強く根付いているため、この地区ではフランス語ではなく、スペイン語とアラビア語が話されており、また建築物などからもその歴史が窺えます。美しい場所ではあるものの観光地としてはまだマイナーであることから人々の暮らしを身近に感じることができる穴場スポットです。

観光地

① 旧市街(メディナ)

世界遺産に登録されているメディナ(旧市街)は、白壁の家が立ち並び、美しい街で「モロッコのアンダルシア」とも呼ばれています。15世紀にスペインのグラナダ王国から逃れてきたイスラム教徒によって建てられた街並みは、滅亡した王国のアンダルシア文化を継承しています。メディナ(旧市街)は迷路のようになっていますが、頂上まで登ると、絶景が広がっています。

② ハッサン2世広場

メディナと新しい都市を結ぶテトゥアンで最も重要な広場の1つです。この広場には、ライオンの噴水と伝統的なカフェが立ち並んでいます。

③ 王宮

メディナ(旧市街)中央のハッサン2世広場前に位置する白い壁が美しい、テトゥアンで最も象徴的な建物の1つです。17世紀に建てられた王宮は、スペイン保護領時代に地元のスルタンが使用していた住居であり、イスラムとスペイン南部アンダルシア地方の文化が融合した美しく興味深い造りになっています。現在はモロッコ王室の夏の離宮として使用されています。

④ バブ・ムカバル

テトゥアンのメディナ(旧市街)を囲う城壁にある7つの門のうちのひとつです。バブ・ムカバルはメディナで最も古い門であり、通常の門はアーチが1つだけなのに対してバブ・ムカバルは2つのアーチが特徴です。バブ・ムカバルを出た先は高台になっていて、白く輝くメディナが見渡せる絶景ポイントです。

⑤ フェダン公園

地元住民に人気の待ち合わせ場所となっている広い広場で、テトゥアンの白い家が山の斜面に立ち並ぶ光景が見れる絶景スポットです。ここにはカフェ、ショップ、レストランがあり、リラックスしてテトゥアンの雰囲気を楽しむことができます。

⑥ ムーライ・エル・メフディ広場

以前はプリモリベラ広場として知られていた中心部にあるこの広場は、テトゥアンの重要な公共スペースです。ここには郵便局やカトリック教会、スペイン領事館などがあり、カフェなども多く集まっています。

⑦ オクラ門

最も美しい門の1つであり、民族学博物館またはテトゥアンのモロッコ美術館を収容する小さな要塞です。この博物館では、地元の芸術に対するアンダルシアの影響を反映した家具、衣装、日用品の興味深いコレクションを見つけることができます。

⑧ カスバ

保護領時代にスペイン軍によって兵舎として使用されていた古い要塞です。カスバからは街全体とリフ山脈の美しい景色を眺めることができます。